殊勲弾のキラ パワーの源はカレー

2013年09月15日 16時00分

ファンに手を振る広島・キラ

<広島4-2巨人(14日)>広島のキラ・カアイフエ内野手(29)が特大の140メートル弾をかっ飛ばし、巨人戦勝利に大貢献した。0―1で迎えた3回二死一、三塁で杉内の初球の甘い直球を完璧に捉え、開場5年目の本拠地・マツダスタジアムの右翼パフォーマンス席の壁面に初めて直撃する逆転14号3ランだ。

 

「自分の中でも一番くらいの当たりだった」(キラ)。そのすさまじい飛距離には野村監督も「(打球が)あそこまでいったのは初めて。打たれたのを含めても見たことがない。ビックリした」と目を丸くするばかりだった。

 

 ここ4戦で3発。「今日は逆転だったが、ダメ押しや初回での一発などいいところで打ってくれている」と指揮官もベタ褒め助っ人のパワーの源はカレーだ。シーズン途中の6月に入団、来日してから日本のカレーライスのとりこになり、毎日のように食べているという。

 

 その“カレー好き度”はハンパではなく、マツダスタジアムの試合の際にはチーム関係者に近所の弁当屋に予約してもらい、自ら取りに行くのがお決まりパターン。関係者は「ラーメンにハマる外国人選手は多いが、カレーは珍しいかもしれない。暑い時期に熱くて辛いものを食べられるのもいいこと」と感心しているほどだ。

 

「今はいい状態でスイングできている。いいときも悪いときもあるが、少しでも安定した数字を残せるようにしたい」とキラは話す。4連勝で4位・中日に3・5ゲーム差をつけた広島。球団初のクライマックスシリーズ進出に向けて何とも頼もしい“カレー男”だ。