阪神失速は「イタチの呪い」説

2013年09月12日 16時00分

8月31日の広島戦中にグラウンドに乱入したイタチ

 阪神のクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ突破に暗雲だ。11日の中日戦(甲子園)で2―3と逆転負け。一日も早くチームを立て直すために試行錯誤を繰り返しているものの、9月は2勝6敗1分けと一向に上向く兆しが見えない。この苦境にチーム内では「イタチの呪い」という何とも不気味な説まで飛び出している。

 

 低迷が続く打線のテコ入れのために今季初めて新井貴を3番で起用。この打線改造も思うような効果が出なかった上に、先制の2点を奪った直後の8回表から継投策に切り替えたことも裏目に出て、中継ぎ陣が3失点とリードを守れなかった。何もかもうまくいかない状況に和田監督も「私の継投ミス」とガックリだ。

 

 長引く打線の不振に加えて、ここまで踏ん張ってきたリリーフ陣にもほころびが見え始めた。11日現在で3位・広島に9ゲーム差をつけており、2位でのCS進出は決定的となっているが、第1ステージ敗退という悪夢も頭によぎるほど悪い状態だ。

 

 さらに、9月に入ると1日に福留(左ふくらはぎ痛)、2日にスタンリッジ(腰の張り)、5日にボイヤー(右肩の違和感)と主力の故障離脱が続出。チーム内では「何か悪いものでもついているんじゃないか」と冗談交じりにささやかれていたが、実は心当たりがあった。8月31日に甲子園球場で行われた広島戦中にグラウンドに乱入した珍客イタチだ。9月直前に姿を現したことで「あれから雰囲気が悪くなった」(球団関係者)と疑惑の目を向けられているのだ。

 

 気になったチーム関係者がイタチについて調べてみると「火災を引き起こす」「不吉を運ぶ」「家が衰退する」とネガティブな伝承が続々と判明。「試しに調べたらイタチは縁起が良くないってことばかり出てくるんだ…」と顔面蒼白だ。

 

 しかも、困ったことにCS第1ステージを行うことが濃厚な本拠地・甲子園でイタチ出現後は1勝4敗1分けと悲惨な結果になっている。宿敵・巨人にリベンジするためにも、何としても第1ステージは突破しなければならない。チーム関係者も「捕まえて甲子園から離れた場所で手厚く保護するとかどうだろう」と“イタチの呪縛”を解く方法を考えているのだが、こちらの敵も一筋縄ではいきそうもない。