中日「2番クラーク」意外な資質

2013年09月11日 16時00分

初回に先制本塁打を放った2番・クラーク

 阪神戦を引き分けた中日。終盤のピンチの連続を何とかしのいだが、高木守道監督(72)がまたまた驚きの采配を披露。腰痛から3試合ぶりにスタメン復帰した大砲のマット・クラーク内野手(26)を来日初の2番で起用した。

 

 この仰天起用について「イケイケどんどんですよ。それしかない」と多くを語らなかった老将だが、その裏にはやむにやまれぬチーム事情があった。「このところいつも2番打者で頭を痛めていた。周りを見渡しても2番の適任者がいないでしょ。だったら超攻撃型のオーダーで2番・クラークで良いんじゃないかという話が以前から監督の口から出ていた。もちろんバントなんかしない2番としてね」と首脳陣の1人は説明する。

 

 チームトップの本塁打数を誇る大砲に1打席でも多く、そのチャンスを与えようというわけ。もはやヤケクソのようだが、クラークには意外な2番の資質もあるという。「今日は1番打者の洋平(大島)が(6打数無安打4三振と)からきしだったから、そういう場面がなかったけど、もしも塁に出ていれば相手の捕手は2番のクラークは嫌だったと思うよ。(身長196センチと)あれだけ大きい左打者だとスローイングがしずらい。そもそも一塁走者が見えない」(首脳陣)。バカでかいクラークの体が盗塁のアシストになるというのだ。

 

 そのクラークは初の2番で5打数2安打1本塁打1四球で「打順に関係なく自分のスイングをするだけ」と余裕のコメント。案外、適任なのかもしれない。