元巨人ヘッド告白「佑とGの関係」

2012年06月21日 12時00分

 佑ちゃんには負けられない──。13日に実現した〝佑VS巨人〟の公式戦初対決はG強力打線に軍配が上がった。巨人は13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発の斎藤佑樹(24)に長野の6号2ランを含む11安打4得点の猛爆を浴びせKO。巨人を相手に斎藤がなすすべもなく5敗目を喫した理由は一体何か――。元巨人ヘッドコーチで本紙専属評論家の伊原春樹氏(63)がその真相を明かすとともに、2010年秋のドラフト時に噂された「佑とGの関係」についても初めて口にした。

 右打者をずらり並べた〝佑ちゃん対策オーダー〟で臨んだ巨人。それに対し斎藤は序盤から安打を許しながらも、のらりくらりと攻撃をかわしていた。ところが5回、一死から寺内に右前打を許すと長野に初球を左翼スタンドへ運ばれた。

 伊原氏=「序盤、直球を多めに投げていたのは巨人の対策の裏をかこうとしたのかもしれない。ただし直球で押し続けられるほど、巨人打線は甘くない。一番タイミングが合っていた長野に対しては攻めが強引すぎた。長野は第1打席に直球系統、第2打席にスライダーを安打にしている。そういう打者に安易に初球ストライクから入るのはいただけない。もう少し緩急をつけていれば、かわし続けられたかもしれないだけに残念だ」

 その後も斎藤は本塁打のショックから立ち直れず、さらに2点を失い、6回途中で無念の降板となった。開幕投手でありながらも情けない姿をさらしたことで、伊原氏の言葉もつい厳しくなる。

 伊原氏=「直球のこの日の最速は141キロ。佑ちゃんは自分の直球の威力を過信しないほうがいい。良い大学を出て、頭はいいものを〝持ってる〟んだから、変化球を交えたコンビネーションを勉強してほしい。さらに言えば制球も磨かないと苦しい。見本となるのがロッテ・成瀬だ。成瀬は球種も少ないのに、右打者相手でも苦にしない。外角の出し入れだけで打ち取る技術がある。〝持ってる〟だけでは勝てないのがプロの世界だ」

※続く 伊原氏「斎藤を獲らなくて正解だった」