松坂1失点好投も白星逃げた

2013年09月09日 16時00分

【オハイオ州クリーブランド発】メッツの松坂大輔投手(32)は8日(日本時間9日)、古巣のインディアンス戦に先発し、5回2/3を投げ、3安打1失点、6三振3四球だった。

 

 手中に収めていた今季初勝利がスルリと逃げた。1―0の6回だ。簡単に二死を取ったが、安打と四球でピンチを招く。ここで打席は5番クベル。昨年までは13打数7安打、打率5割3分8厘と打ち込まれていたが、この日はここまで2打席連続三振だ。2ボールから147キロの速球。中堅返しの鋭い打球が体を直撃し、内野安打となった。ここでマウンドを降りた。勝ち投手の権利を手にしていたが、2番手ブラックが押し出し死球を与えて同点。松坂に失点が付き昨年8月27日のロイヤルズ戦以来の白星は消えた。

 

 メッツ移籍後、先発した3試合はいずれもぶざまな結果だった松坂。ズボンのすそを上げてストッキングを出す、クラシックスタイルでマウンドに上がった。初回は先頭ボーン、2番スウィシャーをともに緩いカーブで連続三振。3番キプニスは速球で左飛と12球で片付けた。

 

 2回も13球で三者凡退。3回は先頭打者を四球で歩かせたが、後続を打ち取った。4回は安打と四球で無死一、二塁とされたが、落ち着いた投球で得点を許さなかった。5回は三者凡退。この日の松坂は課題のコントロールが安定。MAX147キロの速球を軸に120キロ台のカーブ、チェンジアップで緩急をつけ、イ軍打線に的を絞らせなかった。

 

 松坂は「何も考えずにマウンドに上がった。余計なことを考えず、打ち取ることに集中できた。どんな球種でもストライクが取れた」と手応えを感じた様子。「自分が勝ったり負けたりするのはどうでもいい。いい形でチームが勝てて、それが一番」とチームの勝利を喜んだ。白星はお預けとなったが、この日の投球なら次に期待が持てる。