大谷“不敗神話”マーの前に崩壊

2013年09月07日 16時00分

田中のピッチングに思わず見とれる大谷

 日本ハム・大谷翔平投手(19)は6日の日本ハム戦(Kスタ宮城)に先発し、楽天・田中将大投手(24)と初めて投げ合ったが内容で完敗。試合も2―3で敗れ、「打倒・田中」の野望は夢と散った。

 

 4回までに2点の援護をもらいながら5回に崩れた。二塁打と四球で走者をため、藤田に同点となる2点適時打を献上し、この回で降板した。5回5安打2失点で自身の勝ち負けこそつかなかったが、大谷先発試合の不敗神話は8戦目で終止符が打たれた。

 

 4回にマギーの打球を右手小指付け根付近に受けるアクシデントはあったものの、チームの勝利に貢献できなかった大谷は「味方が先制してくれたいい流れに乗りたかった。何とか勝ちたかった」。リードした展開、ピンチを背負った場面での投球で開幕20連勝を成し遂げた田中との格の違いをまざまざと見せつけられてしまった。

 

 栗山監督は「(田中は)尻上がりというか、リードしてからの投球が素晴らしかった。そういう状態にしてしまってはいけなかった。打線が一生懸命やってくれただけにオレが勝たせてやれなかったのが申し訳ない」とチームが2011年9月から11連敗を喫した天敵対戦に触れた。

 

 前回8月23日のオリックス戦から中13日。満を持して大谷を田中との対決にぶつけた意味は、将来のエース教育の他に「残り30試合、チームがどうやったら勝てるかを考えた時にチームが勝つためにそうした」(栗山監督)と逆転CS進出への起爆剤としての期待があったから。

 

 難攻不落の田中から序盤に2点のリードをもぎ取りながら勝ち切れなかった日本ハムは再び借金5を背負い、3位・ソフトバンクとの差も5ゲームにひらいた。ペナントレースを通して勢いに乗れない昨年の覇者に希望の光は見えてこない。