モリミチの切り札は44歳・山崎武だ!

2013年09月07日 16時00分

 中日は6日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に4―6で敗れ、3位・広島とのゲーム差は「2」のままながら、DeNAに同率4位と並ばれてしまった。高木守道監督(72)は「いいんじゃないの。頭(広島)が離れていくより後ろ(DeNA)が来た方が」と強がったが、最下位相手に手痛い黒星だ。

 

 そんな試合後に老将は今季限りで引退表明している山崎武司内野手(44)の緊急一軍昇格を決めた。「監督は、ここまでかなり若手を使ってきたのに(結果が出ず)歯がゆくて仕方がない。山崎はここぞで一発があるし、今季もサヨナラ打を打って勝負強さもある」(チーム関係者)

 

 山崎は中日が優勝した1999年、V争いが佳境の9月下旬に逆転サヨナラ3ランを放った直後のベンチで当時の星野監督に向かって「ほれ見ろ! 俺を出しとけばちゃんと打つんじゃ!」と叫んだ逸話さえある超ファイター。そんな熱い男の“現役最後パワー”こそ、もうひとつ勢いに乗れないチームへの起爆剤になるはず、と高木監督はにらんだわけだ。

 

 くしくもこの日、球団はナゴヤドームの今季最終戦となる10月5日のDeNA戦で山崎の引退セレモニーを行うと発表。「戦力になるかどうか分からないが、とにかく必死に頑張るだけ」という球界野手最年長の山崎はいわば高木竜の最後の切り札といったところ。大ベテランがチームの7年連続CS進出へ向けて死力を尽くす。