ドーム屋根開閉にブーイング

2012年06月22日 12時00分

 ソフトバンクに〝開閉問題〟が浮上している。本拠地・ヤフードームは、12球団で唯一、ドームの屋根を開閉できる。今季は4月26日の西武戦と5月23日の広島戦(写真)を「ルーフオープンデー」と題し、4年ぶりに屋根を開けた。

 これがファンに大好評で「今年は球団がドームを買収して企画が立てやすくなった。それに加え、ファンから『また屋根を開けてほしい』と要望がたくさんありましたからね。両日とも観客3万5000人超えで成功といっていい。また今季中に開放したいですね」(営業関係者)と定期的な開放を視野に入れていた。


 ところが、思わぬ方向から〝待った〟がかかった。主力選手から口々に「屋根を開けるとあらゆる方向から風が吹いてきて、フライを取りづらい」「屋根を閉じて照明をつけた環境に慣れてるから、青空の下だとボールが感覚的に見づらくなる」と不満の声が噴出。海に面した立地も関係してドーム内を強風が舞うため「企画倒れだよ!」と切り捨てる首脳陣もいたほどだ。

 現在、今後のルーフオープン計画は暗礁に乗り上げている。老朽化に加えて2005年の西方沖地震(最大震度6弱)で屋根にひずみが生じ、球場側は慎重にメンテナンスに取り組んできたが、ようやく再開にこぎつけたところに今度は現場からブーイング。ドーム最大の売りが宝の持ち腐れになりかねず、営業関係者は「老朽化と現場の声をくむと、今後一切、開けなくなるかもしれない」とため息をつくばかりだ。