高木監督の「ベテラン一喝」効果◎

2012年06月21日 12時00分

 中日は6月に入ってからいまいち調子が上がらず、リーグ戦再開後には交流戦優勝で勢いづく巨人との苦しい戦いが避けられそうにない状況だ。そんな中、高木守道監督(70)のある行動がチームを強烈に引き締めていたという。

 それは14日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に敗れた夜のこと。翌日(15日)はオリックス戦への移動日となっており、例年までならベテランは休養日に充てられていた。実際、今回もその予定だったという。しかも15日は京セラが使用できず、練習は甲子園の屋内だっただけになおさらだった。それがソフトバンクに2戦連続の完封負けを喫し、14日は0—8の大敗。急きょ指揮官が全体練習を指示した。

 このスケジュール変更をホワイトボードで知ったベテラン選手はぶち切れ。「何で全体なんだよ!」と大声で吐き捨てたという。それをたまたま聞いていた高木監督がさらにブチッ。「負けてんだから練習するのは当たり前だろ!」とやり返したのだ。

 若手選手やコーチらに厳しく当たることはあっても、ベテラン選手には厳しい言葉どころか会話をすることもまれ。初の叱責で「チームに緊張感が生まれた」(チーム関係者)という。

 指揮官の〝ベテラン一喝効果〟で16、17日のオリックス戦に連勝し、交流戦を終えた。この勢いをセのライバルとの戦いにつなげたいところだ。