絶好調の村田に「4番継続案」

2013年08月31日 16時00分

3回2死2塁、タイムリーを放つ村田修一

 巨人が30日の中日戦(東京ドーム)に3―2で勝ち、優勝マジックを「21」とした。光ったのは阿部に代わって4番に座る村田修一内野手(32)。この日も3回の勝ち越し適時打を含む、3打数3安打1打点の大暴れで、8月は巨人・清水(2002年)らが記録したセ・リーグ月間最多安打に並ぶ45本をマークした。同じく月間複数安打もリーグ記録となる16度目と、勢いが止まらない村田には「4番継続案」が浮上している。

 

 チーム内の信頼度は高まるばかりだ。村田に関して原監督は「同じバットマンとして彼を見ると素晴らしい。近寄りがたいというか、迷いが全くない」と称賛の言葉を並べた。

 

 当の本人は打撃好調の理由を「打ち損じが少なく、ファウルにしないでヒットゾーンに打てていることが大きい」と分析。6月下旬からフォーム改造したことや、バットを握る際にも小指1本余らせるなど、工夫していることも要因に挙げた。

 

 一方、チーム内からは「4番・村田」の好調ぶりに、そのまま4番継続を推す声も出始めた。

 

 24日のDeNA戦から阿部に代わって4番を務め、計6試合で22打数12安打の5割4分5厘、8打点、2本塁打と打ちまくっているとあって「毎日(4番を)外す、外すと言っているけど、このままでもいいかもしれないね」と村田打撃コーチはニヤリ。

 

 同時にこれには危機管理の意味も含まれる。原監督は過去に阿部の打順を「7番ぐらいで打たせるのがベスト」とも語っており、4番・捕手・キャプテンと重責を担う阿部の負担を減らしたい気持ちは今でも強い。

 

 さらに首脳陣が忘れられないのは昨年の日本シリーズだ。第3戦で右ヒザを痛めた阿部は第4、5戦を欠場。一気に日本ハムに詰め寄られた。「1人が欠けることで、一気にチームがガタガタになった。同じ過ちを繰り返すべきではない」(首脳陣)

 

 村田も過去には4番に座ったことで状態を崩したこともあったが、現在はつなぐ意識が強く、安打の延長線上に長打も出る、理想的な形。「これではなかなか崩れない」(チーム関係者)とあって、先のポストシーズンを見据えても、4番・村田を継続させる意味は大きいと見る。

 

 原監督はそんな周囲の声をどう受け止めるか。注目だ。