高木監督にまさかの残留コール

2013年08月30日 16時00分

スタンドのファンにあいさつする高木監督

 中日が29日のヤクルト戦(神宮)を延長10回の末、7―6で激戦を制した。敵地・神宮球場での3タテは2002年7月16~18日の3連戦以来11年ぶり。あの落合前監督も成し得なかった“鬼門攻略”の達成に高木守道監督(72)もご機嫌そのものだ。「(今季)最後(の神宮)だから最後のお別れを」と三塁側、左翼席のファンに向かって何度も帽子を取って頭を下げ「ありがとう。ファンが最後に(3連勝を)贈ってくれたんやない?」と感謝の意を表した。

 

 負けても勝っても厳しいヤジが飛ぶことが多く、指揮官にとってはその点でも“鬼門”だった神宮球場だが、この日は引き揚げる際にまさかの「タカギコール」の大合唱。さらに「岐阜の星! 岐阜の星!」、そして何と「タカギー! 来年も見たいぞ!」とファンからの“残留要請”まで飛び出した。

 

 今季はこれまで得意だった本拠地のナゴヤドームで2度の3タテを食らい、ヤクルトにも浜松を含むホーム3連戦で3連敗を喫している。それが今回は逆に神宮で3連勝。そんな状況に「今年は本当に不思議なことが起こる」と首脳陣もナインも首をひねるばかりだが、一方で「これだけ不思議なことが起こるんだから、まだまだペナントレースも何が起こるか分からない」とその気になっている。

 

 これで3位・広島に1・5ゲーム差に接近。クライマックスシリーズ進出どころか、今季限りで退任が濃厚な「モリミチ劇場」のエンディングも大どんでん返しが待っているかも!?