阪神がDeNAに八つ当たり

2013年08月28日 16時00分

思わず顔を覆う和田監督
思わず顔を覆う和田監督

 阪神が27日の巨人戦(東京ドーム)で0―4と完封負けを喫した。大事な直接対決の初戦を落として6ゲーム差。追いかける立場の虎軍団にとっては痛すぎる1敗だ。ベンチには落胆ムードが充満したが、その一方で敗戦の責任を糾弾する怒りの声も噴出した。やり玉に挙げられた“戦犯”とは、いったい誰だ!?

 

 東京ドームでは2試合連続完封中の助っ人右腕・スタンリッジを満を持して初戦の先発マウンドに送り込んだものの、巨人の一発攻勢の前に撃沈。打線も今季17度目の零封負けという屈辱だった。和田豊監督(50)が「ベンチで選手も相当悔しがっていた」と話したように逆転Vに執念を燃やす虎ナインにとっては痛恨の一戦となった。

 

 今回の直接対決に照準を合わせて必勝ローテを組むなど万全の態勢で敵地に乗り込んだ。にもかかわらず、なぜ敗れてしまったのか。すでにチーム内では“犯人”の名前が指摘されている。ただ、それはチーム内部の人間ではない。コーチの1人は「あれで巨人打線が勢いづいたのは間違いない。あれだけ打ったんだから…」と吐き捨てた。

 

 その怒りの矛先はDeNAだ。この直接対決の直前にDeNAは巨人と対戦。初戦こそ勝利したものの2戦目、3戦目の2試合で36安打24失点と大炎上した。巨人はDeNA戦前に2カード連続負け越しと調子を落としていただけに阪神サイドはDeNAが巨人打線を復活させたと怒り心頭なのだ。

 

 実際、問題の2試合で8打数5安打の村田に先制の21号2ラン、8打数6安打の高橋由に5号ソロを浴びてしまったのだから恨みは増すばかり。チーム内では「負けるにしてももうちょっとあるだろ。なんで勢いを与えるようなことをするんだ」と大ブーイングが巻き起こっている。

 

 さらに、DeNAは巨人に4勝15敗と負けまくっているのに、阪神に対しては9勝7敗。この数字も阪神関係者は「いくら何でも巨人に負け過ぎでしょ。ウチには勝つくせに…」と納得できない。もちろん、こんな恨み節を言っても仕方がないのだが、ことごとく阪神にとって不利になるような戦いぶりが続いているだけに黙ってはいられなかったようだ。ひとまず、今は目の前の敵・巨人に怒りをぶつけるしかない。