味方が失笑したラミレス初四球

2012年06月16日 18時00分

 DeNAのアレックス・ラミレス外野手(37)の遅すぎる「初四球」に味方から失笑が漏れた。

 14日のオリックス戦(京セラ)でチームは4―5と惜敗。ラミレスは0―4で迎えた4回に5号2ランを左翼スタンドに放ったが、ベンチを本当に驚かせたのは6回の次打席だった。一死一、二塁の場面、フルカウントから6球目の外角直球を見送り、四球で一塁に歩くと「ラミちゃんが四球?」と、ベンチが笑いに包まれたのだ。

 これまで早打ちを繰り返してきたラミレスにとって、183打席目にして今季初の四球。後続が凡退して得点にこそつながらなかったが、首脳陣は「ルイーズの加入で、ようやく自分の立場が分かったみたい。競争意識が出てくれば、もっとチームのために打席に立ってくれるだろう」と、ラミレスに今後も四球での出塁を期待した。

 DeNAは守備に難のある元楽天のルイーズを未経験の右翼で試す方針だが、すでに投手陣からは「左翼ラミレス、右翼ルイーズが同時に守備に就いたら投げるところがない」と悲鳴が上がっている。首脳陣はできるだけ同時起用を避ける方針で、ラミレスの出場機会が減る可能性は高い。

 四球を選ばないためラミレスの出塁率は、この日を終えて2割7分7厘と低い。ライバルの加入でようやく尻に火がついたラミレスは「久しぶりにホームランを打ててよかった」と5号弾に笑顔だったが、すでにシーズンの3分の1を消化。〝改心〟が遅すぎた感は否めない。