メジャーが狙う「大穴」は安藤

2012年06月17日 12時00分

 4年連続交流戦負け越しの阪神。そんな虎戦士の一部にメジャー球界が注目している。今オフの海外移籍が噂される藤川球児投手(31)や鳥谷敬内野手(30)だけではない。ターゲットは13日の西武戦(西武ドーム)で、まさかのアクシデントに見舞われたベテラン右腕・安藤優也(34)だ。

 この日、安藤は4回一死から中村、秋山に連続ソロアーチを許した直後、ヘルマンの強烈な打球を右すねに受けた。その場に倒れこみ、緊急降板。か細い声で「(骨に当たったかは)分からない…」とだけ話し、試合中に病院へ直行した。この日、診断結果は発表されなかったが、登録抹消となる見込みだ。

 マウンドに復帰する時期次第では先発ローテーションに影響が出かねないだけに首脳陣も頭が痛いところだが、この状況にはメジャーサイドも神経ピリピリムード。安藤は順調にいけば今季中に海外FA権を取得するため、今オフ補強の〝大穴〟として注目しているからだ。

 あるメジャー球団のスカウトはこう話す。

「大物選手はもちろんだが、我々はそれとは別に〝第2の斎藤隆〟になる可能性があるベテラン選手が欲しい。そういう選手はお買い得だしね。制球、球威ともにある安藤はその条件に合っている」。日本で成績が残せなくなっていた斎藤が渡米後にセットアッパーとして活躍しているのは周知のところ。そんななか、それに続く選手として斎藤同様に先発、抑え両方の経験を持つ安藤の人気が高まっているようだ。

 この日、西武ドームにはサンフランシスコ・ジャイアンツのスカウトが陣取っていた。西武・中島の視察が主目的ながらその視線はもちろん「アンドウ」の投球にも…。11日に甲子園に姿を見せたレンジャーズのプロスカウト部長・ジョシュ・ボイド氏も「アンドウ? 知っている。(海外)FAを取るんだよね」と興味津々だったが、どうなるか。安藤の故障状況も含めて、今後の展開から目が離せない。