杉内後遺症に悩む楽天打線

2012年06月17日 12時00分

 大久保博元打撃コーチ(45)率いる楽天打線が〝杉内後遺症〟に悩まされている。

 楽天打線は、あの日以来、元気がない。交流戦に入ってチームは6勝3敗と好調だったが、5月30日の巨人戦(東京ドーム)で杉内にノーヒットノーランされたのを境に3勝9敗。交流戦の勝ち越しも消滅した。

「あの試合はストライクゾーンが広くてやられた。それ以来、打線はストライクゾーンを完全に見失ってしまった」(チーム関係者)

 2連戦の先発は初戦の16日がソフトバンク時代の昨季、歯が立たなかったホールトン、そして17日が問題の杉内だ。大久保コーチは杉内について「今度は屋外。風でスライダーの曲がりが計算できないはず。あとは球審のストライクゾーン次第」と攻略に自信を見せているものの、苦手意識を植え付けられた天敵相手に打線が爆発するのか微妙だ。

 その大久保コーチも満身創痍。実は前回の巨人戦の直前、アーリーワーク中に右肩を亜脱臼した。「打撃投手で投げた瞬間に外れたみたい」(球団関係者)。追い打ちをかけるように「風邪がぶり返した」(大久保コーチ)というから、傷だらけの旗頭とともに、このまま打線が沈んでいく危険性もある。