久保を直撃「負傷は人災の声もあるが」

2012年06月20日 12時00分

 右肘靱帯再建手術を行った巨人・久保裕也投手(32)が、再起に向けて懸命のリハビリを続けている。本人は吹っ切れた様子だが、今季中の復帰は絶望的。一方で首脳陣の見切り発車起用による「人災」との声もある。真相と胸中を聞いた。

 ――6日からジャイアンツ球場でリハビリを開始した。現在の状態は

 久保:まだ肘の曲げ伸ばしを少しずつやっている状態。リハビリの前段階といった感じですね。ちょっと力を入れると右肘にも力が入ってしまうので、トレーニングはしていません。(エアロ)バイク程度ですね。

 ――チームは交流戦優勝が近づいている。じくじたる思いもあるのでは

 久保:毎試合テレビで試合は見ていますが、あまりそういう気持ちはないですよ。

 ――復帰までの青写真は

 久保:体の状態も変化するし、プログラム通りにはいかない。(昨年手術した)股関節だって「開幕に間に合わせよう」としていた自分がいた。そういうのは考えずに治していきたい。

 ――股関節が万全ではない状態で投げたことで、右肘にも負担がかかったのではないか

 久保:どうなんでしょうね…。そうかもしれないですね。

 ――「首脳陣の見切り発車が招いたのでは」とも言われているが…

 久保:それは逆ですね。コーチの方々は逆に、交流戦明けからでもいいと言っていただいていたくらいなんです。僕が開幕にこだわっていたんです。去年、山口が途中で離脱したりする中、自分は開幕から終わりまでフルで投げることができた。僕の中ではフルで一軍にいることに意味があった。自分が(開幕から)行くと言ったことなので…。
 ――抑えで西村が活躍している。昨年クローザーを務めた目からはどう映るか

 久保:(西村)健太朗はちょっと疲れが出てきているころだと思うんです。同じ30試合投げても、抑えと他のポジションでは、疲労の出方は全然違う。でも万全の状態でいつもいられる投手なんていない。その疲れにどう向き合うかですよ。それが当たり前の状態にしていくこと。我慢して、慣れていくことが大事だと思います。