新井貴が「4番奪還」宣言

2012年06月19日 12時00分

 阪神・新井貴浩内野手(35)が復活に自信を深めている。長期にわたるスランプに陥り、スタメン落ちも経験したが、14日の西武戦(西武ドーム)で手応えをつかんだもよう。その口から〝4番奪還〟に向けての力強い言葉が飛び出した。


 ロッテとの交流戦に備えて阪神は15日、QVCマリンフィールドで全体練習。新井貴は、交流戦で4番を任されている金本と並んで打撃練習を行うなど精力的に汗を流し「だいぶ状態が良くなってきた」と明るい表情を見せた。

 今季は長いスランプに悩まされ、15日現在、打率2割3分1厘。ファンが打席の新井貴に向かって両手を差し出して指先を振り、気を送るという独特の応援で奮起を促しても「見られない。集中しているから」と、スタンドに目線を送る余裕もないほど苦しい日々だった。ところが、ここにきて事態は好転。14日の西武戦の第3打席で左中間二塁打、第4打席で左前打と2本の安打が続いたことで変わった。

「1本より2本、3本と出たほうがいい。(続いたことは)大きいね。前は打つポイントが、どうしても(打席ごとに)バラバラになっていたんだけど、最近は自分のポイントで打てるようになってきたからね」

 打つポイントがまちまちならば、たとえ1打席で快音を放ったとしても続く打席でいい結果が出る可能性は低い。2打席続けて芯で捉えることができたのは、ボールを捉えるポイントが安定してきたからこそ。その意味で新井貴にとっては手応え十分の2連打だったようだ。

 さらに飛び出したのが〝4番奪還〟への意気込み。「(打順は)自分が決めることじゃないから」としながらも「チームのために4番を打たないといけない? そうね、そういう気持ちはあるよ」と強い口調で言い切った。

 猛虎打線は本来、新井貴が主砲にどっかり座ってこそ成り立つもの。それは本人も重々承知している。いざ完全復活へ。新井貴は燃えている。