イ軍退団の松坂 すでに下位球団と交渉か

2013年08月21日 16時00分

 インディアンスは20日(日本時間21日)、傘下のマイナー、3Aコロンバスの松坂大輔投手(32)との契約を解除したと発表した。松坂が自身のツイッターで明かしたところによると自ら退団を申し出て、球団が了承。自由契約となった松坂は全球団と交渉できる。松坂は招待選手としてキャンプに参加したが、昇格はならず、今季のメジャー登板はなし。3Aで19試合に先発して5勝8敗、防御率3・92だった。決断の行方は…。

 

 松坂がメジャーでの登板機会を求めて退団した。松坂は今年、招待選手としてイ軍のキャンプに参加したが3月11日のエンゼルス戦で右ふくらはぎを痛めた影響で、調整が遅れ開幕を3Aで迎えた。

 

 4月は12日に右ヒジの張りを訴えるなど調子が上がらず、4月28日には左脇腹を痛めて離脱した。それでも7月に入ると投球が安定し、後半戦は14日の時点で6試合に先発し、クオリティースタート(6回以上を投げ、自責点3以下)が5度と安定していた。昇格間近と伝える米メディアもあった。

 

 しかし、前日のノーフォーク戦に先発し、4回を投げ8安打5失点で8敗目を喫すると試合後に退団を申し入れた。

 

 松坂がこの時期に決断したのは、イ軍ではメジャー昇格が厳しいと考えたからだ。イ軍は先発陣5人が安定。出場選手は9月1日に25人から40人に拡大するが、来季を見据えて若手起用にかじを切りつつあるチームが松坂を昇格させる可能性は低い。それは来季も変わりそうもなく、メジャーでの登板にこだわる松坂が新天地を求めるのは当然なのだ。

 

 松坂はどうなるのか。獲得に動く球団があったとしても、プレーオフ進出を目指している上位球団の可能性はないだろう。プレーオフでの戦力として評価しているのであればウエーバーにかけずにトレードできる7月31日までに獲得しているはずだ。

 

 ただ、メジャー通算50勝の実績を持つ、松坂は魅力十分。代理人を通じて水面下で交渉を開始しており、好感触があったから退団に踏み切ったとも考えられる。一部ではブルワーズ入りへとの報道もあるが、真偽は不透明だ。

 

 この日、松坂は自身のツイッターで経緯を報告。「コロンバスでは素晴らしい仲間に会えたし、コロンバスの街も好きでした。今朝、みんなに挨拶をして、別れの際にはチームメイトからは今まで楽しかったよ、ありがとうと言われて色々とギフトを貰いましたが余計に寂しくなってしまいました。本当に感謝しています!ありがとうございました!」と感謝を述べるとともに、別れを惜しんだ。新たな道へ踏み出した松坂。もう1度、メジャーのマウンドで躍動する姿が見たい。