阪神が甲子園で苦戦するのは“アレ”がないから?

2013年08月21日 11時00分

7月30日の中日戦前にスパイダーマンに扮したマートン(左)。囲み写真は真弓監督時代ベンチに置いてあったガネーシャ像

 阪神が4連勝で自力優勝の可能性を復活させ、逆転Vにかすかな望みをつなげている。そんな中、大きな不安材料がある。本来は有利なはずの本拠地・甲子園球場での成績が良くないのだ。ホームグラウンドで苦戦しているようでは巨人追撃も苦しくなる。そこで歴代監督もあやかっていた“甲子園の守護神”に熱視線が注がれている。

 

 2日からスタートした長期ロードも後半戦に突入するが、球団関係者の不安は遠征を終えて本拠地・甲子園に戻ってからのことだ。

 

 今季、甲子園では22勝20敗1分け。何とか勝ち越してはいるものの、36勝22敗1分けの他球場の方が勝率が上回る“逆転現象”となっている。しかも、後半戦は1勝5敗と大苦戦だ。残り40試合のほぼ半数の17試合が甲子園とあって、この相性の悪さは無視できない。球団関係者は「本当なら甲子園に戻って再スタートと行きたいところだけど、そうもいかない状況だよね」と渋い表情だ。

 

 実は和田監督は就任1年目の昨年も甲子園で27勝29敗4分けと2002年以来10年ぶりの本拠地負け越しを喫した。

 

 今季もチームが好調にもかかわらず甲子園での成績が伸び悩んでいることからチーム内では「和田監督と甲子園の相性が悪いんじゃないか」と指摘する声が噴出。そこで歴代監督が頼りにしていた甲子園の守護神だ。

 

 チーム関係者は「岡田監督、真弓監督は甲子園のベンチに“神様”を置いていた。和田監督も何かをした方がいい。勝負運を高めるためにも置いた方がいいという話も聞くし、選手にも監督の必死さが伝わる」と訴える。岡田元監督は虎を守り神とする信貴山・朝護孫子寺(奈良)の張り子の虎、真弓前監督はヒンズー教の神・ガネーシャの像を甲子園の一塁側ベンチに置いていた。両監督が指揮を執った計8年間、甲子園で負け越したことが一度もなかっただけに、そのご利益が注目されているのだ。

 

 目下、和田監督の“お守り”として最有力候補となっているのがスパイダーマンのマスクだ。7月30日の中日戦直前にマートンがチームを盛り上げるために着用したもので、この日は8―1と大勝。球団関係者は「あの日が後半戦唯一の白星だからね。2試合連続無安打だったマートンにもヒットが出た。ラッキーアイテムだよ。あれをベンチに置くべきだ」と期待を膨らませている。

 

 阪神が甲子園に戻るのは30日の広島戦。ここはスパイダーマンパワーにあやかるしかない!?