鷹が連続完封で竜退治

2012年06月15日 12時00分

 ソフトバンクは14日、中日戦(ヤフードーム)に8―0で快勝し、本拠地で2連勝を飾った。ここまで貧打にあえいでいた打線が、この試合で見事によみがえった。大砲・ペーニャを体調不良で欠く中、序盤から猛攻を浴びせた。投げては先発の大隣が今季2度目の完封勝利。チームのムードも右肩上がりだ。この勝利で3位・楽天とは0・5ゲーム差。Aクラスを完全に射程内にとらえた。

 

 貧打にあえいでいたソフトバンク打線がようやく爆発した。この日は、前日13日に続き、リーグ2位タイの本塁打を打っている大砲・ペーニャが腰痛のため欠場。そんな不安を吹き飛ばすかのように序盤で試合を決めてみせた。

 

 初回、相手内野陣のミスに乗じて畳み掛けた。先頭の長谷川が二塁内野安打で出塁すると、続く本多の打球を三塁手・森野が失策。無死一、二塁と好機が広がった。ここで3番・内川の打球は平凡な投手ゴロ。ところが雄太からの送球を併殺を狙った二塁手の荒木が捕球できない。ボールが外野へ転々とする間に長谷川が生還して1点を先制した。

 

 こうなれば流れは一気にソフトバンクだ。一死から5番・松田宣浩(29=写真左)が左翼線への適時二塁打。「初回から勢いづいていくぞ!という気持ち一本です。相手のミスで好機が続いていたので、ここで打って相手の気持ちをヘコまそうと思った」。田村の内野ゴロの間にさらに1点。この回3点を奪い、主導権を握った。

 

 続く2回にも荒木の失策などで一死一、二塁と好機を広げた。ここで本多が「ここ最近のチーム状況を考えると、何点取っても取りすぎということはない」という左前適時打を放つと、本調子とは程遠い内川、カブレラのクリーンアップコンビも適時打で続き、3点を追加。7回にも松田が二点打し、竜投を圧倒した。

 

 投げては先発陣の柱になっている大隣憲司(27=写真右)が圧巻の投球を見せた。初回こそ2安打と1四球でピンチを招いたが、尻上がりに調子を上げ、今季2度目の完封で、5勝目をマーク。防御率はリーグ2位に浮上した。「前ならマイナスに考えていたこともプラスに考えられる」というメンタル面の成長が、いまの活躍につながっている。

 

 強敵・中日に連勝したソフトバンク。リーグ3位の楽天まで0・5ゲーム差と完全に射程内にとらえた。