テレビの前の愛娘に奮投

2012年06月14日 12時00分

 ソフトバンクは13日、本拠地ヤフードームで中日に1—0で競り勝った。勝利の立役者は先発の新垣だ。打線が〝スミ1〟に封じられる中、7回途中まで中日打線を2安打に抑える快投で5勝目(2敗)をマーク。交流戦に入って投打がかみ合わずに苦しんでいるチームを救った。

 新垣は7回一死二塁の場面でマウンドを譲ったが、威力を取り戻している伝家の宝刀・スライダーを武器に打たれた安打は2本のみ。4四球こそ出したが、7三振を奪う力投でスコアボードに0を並べた。

 リリーフ陣が後続を断つとホッとした表情。「調子はいいんじゃないかと自覚していた。テンポよく投げていけたと思います」と話した。秋山監督も「バランスがよかった。つけ入る隙がなかったな」と笑顔を浮かべた。

 今季1273日ぶりの白星で涙の復活を遂げた背番号18が奮闘している。長いリハビリ生活を終えた今季から、新垣家にはケーブルテレビが導入された。愛妻のゆいさんと、まだ1歳9か月の愛娘がテレビ越しに声援を送ってくれている。「まだ見ても分からないと思うけど、奥さんは(娘も)応援してるよって言ってくれる」。さらに、今月3日には第2子が誕生した。守らなければいけない家族が新しく1人加わった。これらが大きな励みになっている。

 守備のミスから0—1で敗れて連勝がストップした11日の阪神戦のいやなムードを、新垣の活躍で断ち切った。