まさかの梅雨対策「甲子園に屋根を」

2012年06月16日 18時00分

 低迷する阪神に〝梅雨問題〟が直撃している。すでにほぼ全国的に梅雨入りしているが、今年の猛虎はいつになく空模様にピリピリムード。その理由とは…。

 先週末までに、ほぼ全国的に梅雨入り。一般的に梅雨は40~45日間で阪神の場合は前半最終カードの巨人戦(7月16~18日、甲子園)まで影響が及ぶ可能性が大だ。もちろん、雨天中止や雨中での試合は毎年のことだが今年の猛虎には特に神経質にならざるを得ない事情があるという。

 最大のネックは足場の問題だ。13日以降の前半戦27試合のうち屋外は19試合。この日程にチーム関係者は「ウチには足を痛めた選手が多く、特に今年の雨はきつい。グラウンド状態が悪いと、いろんな不安がある」と嘆く。

 確かに今年はマートン、金本、藤井彰など足のケガが多発。すでにマートンと金本は試合に復帰しており、藤井彰も今月中に一軍に再登録される見通しだが、決して万全ではない。雨降りのグラウンドで足を取られれば、ケガの再発につながりかねないとピリピリしている。

 ならば雨天中止がまだマシとなりそうだが、これまた、そうはいかない問題がある。チーム最多の26試合に登板し、防御率0・78(12日現在)の成績を誇る榎田が「登板間隔があく方が調整が難しい。むしろ今のペースよりもっと投げたいぐらい」。中止が連発されれば中継ぎのキーマンの調子が心配になるわけだ。

 また、本拠地・甲子園での中止は営業的にも不都合。前半戦のホームは残り14試合。中止となった場合は通常日程を消化した9月末以降に順延されるが営業サイドはこれを嫌がる。「とにかく、予定通りやってほしい。(順延で)プラチナチケットになればいいけど、そうじゃなかったら…」

 昨年10月20日の横浜戦(甲子園)ではV逸が確定していたこともあり、実数発表が始まった2005年以降最低の観衆2万4688人。今季も下位に低迷しているだけに、その不安が拭えない。「(甲子園に)屋根を付けたらええかな」と営業関係者の口から、そんな冗談が飛び出すほど虎の〝梅雨問題〟は深刻だ。

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