澤村にフォーム改造のススメ

2012年06月13日 12時00分

 交流戦好調の巨人の中で、現在3連敗中と不振に陥っている2年目の澤村に〝メス〟が入った。明日14日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発予定の右腕に、首脳陣がフォーム改造のススメを説いたのだ。昨年はローテを守り抜いた澤村だが、このまま背信投球が続けば二軍落ちとなりかねない状況だ。


 札幌への移動を前にジャイアンツ室内練習場で午前10時から行われた投手陣練習。ブルペンでは川口投手総合コーチを始め、首脳陣と真剣に話し合う澤村の姿があった。
 5月26日のロッテ戦から3試合連続KO中。当初は風邪の影響もあり、コンディショング不良が不振の原因とされたが、これだけ負けが込むと、そうも言っていられなくなった。

 澤村と話し合った川口コーチは「メカニック的に言えば、ムダが多いフォームだから。(入団から)1年半たって、傾向やクセみたいなものも(他球団に)丸裸にされているところもある。精度を上げていかないといけない」。本人にフォーム改造の必要性を説いたという。

 その一例として、この日は投げ始めのグラブの位置をもう少し上に上げることを澤村に提案。課題の制球力アップには、いかに力みのないフォームで投げるかがカギとなる。

 もちろんフォーム改造は簡単なことではない。この日提案したフォームにしても「試合でやるのは難しいと思う」(川口コーチ)。なじんだフォームを修正するには時間がかかる。だが「低めに投げても、高めにすっぽ抜ける」(同コーチ)と澤村の制球難が深刻になりつつある今、首脳陣は緊急改造の必要性を感じている。

 練習を終えた澤村は厳しい表情で「しっかり投げる。それだけです」と語った。明日14日の日本ハム戦でも敗戦となれば、いよいよ二軍落ちも現実味を帯びてくる。窮地を脱するためには、結果を残すしかない。