高木監督目指すは「ボビー采配」

2012年06月12日 12時00分

 中日は11日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)で、この日、一軍に再昇格した高卒ドラフト1位ルーキー・高橋周を7番・三塁で先発起用し、今季30通り目のオーダーを組んだ。

 打順を頻繁に組み替えるのは、高木監督が〝瞬間湯沸かし器〟といわれるほど気が短いからだという指摘がある。本人はこれを「そうではない」と完全否定。実は2005年に日本一になった前ロッテ監督のボビー・バレンタイン監督(現レッドソックス監督)が実践したマリンガン打線を手本にしているのだ。

 バレンタイン監督は相手や自軍選手の調子などに応じて毎試合のように打線を組み替え、05年の公式戦、プレーオフ、日本シリーズの全147試合で組まれた打線は実に135通りにも及び「ボビーマジック」と言われた。指揮官は「バレンタイン監督だって日替わり打線で優勝したしね。打線を固定するのは必ずしもいいわけじゃない。調子のいい選手をどんどん使っていく」という。

 調子がいい選手は積極的に起用し、その逆なら「(上向くまで)待っとらんよ。そうそう実績があるからといって我慢しとるわけにはいかない」とベテラン、主力選手でも容赦なく外す。この方針に従い、この日も森野はスタメンから外した。

 試合は延長11回、井端の適時打でサヨナラ勝ち。高橋周は3タコに終わったものの、高木監督は今後もさらなるオーダー変更を考えている。「モリミチマジック」はまだ始まったばかり!?