阪神逆転Vへ“8・13再開幕計画”

2013年08月01日 11時00分

 阪神・西岡剛内野手(29)が7月30日、左ヒザ痛のため一軍登録を抹消された。ここまでチームを引っ張ってきた主力の戦線離脱は痛恨だ。しかし、ここで落ち込んでいる暇はない。首脳陣は「8・13再開幕計画」という逆転V&クライマックスシリーズ(CS)突破を狙う新戦略を練り上げた。

 

 攻守の要でムードメーカーでもある西岡の離脱は大きな戦力ダウンにつながる。8月2日からは絶対に負けることが許されない巨人との直接対決も控えている中での苦渋の決断。和田監督は「1日、2日で良くなるという感じではない。ある程度、期間が必要という判断になった」と理由を説明した。

 

 ただ、この決断の裏には勝算もある。あるコーチはこう打ち明ける。「確かに西岡がこのままプレーしてくれるのがベスト。でも、ここでしっかり休んでもらってラストスパートにかけるという考え方もある。順調なら福留ももうすぐ戻ってくる。西岡と福留が復帰し、ベストメンバーが組めればチームも元気になるし、もう一度、開幕というフレッシュな気持ちにもなる。ここで猛ダッシュを決めて、巨人を追いかける」

 

 左ヒザ手術のため戦列を離れていた福留は術後の経過も良好で8月6日の二軍戦に出場予定と復帰にメドが立った。西岡も最短の10日間での一軍復帰を目指している。この状況を踏まえて首脳陣が目標と設定したのが8月13日から京セラドームで行われるホームゲーム6連戦だ。ここで西岡、福留が揃って復帰。ベストメンバーで再スタートを切って、猛烈なラストスパートをかけようという狙いだ。

 

 終盤にチームを加速させなければならない理由はもう一つある。チーム関係者は「3位争いが混戦になっている。ここを抜け出してきたチームは勢いがついていることが予想される。その勢いに押されないようにウチもしっかりとシーズン終盤からチーム状態を上げていかないといけない」と警戒している。シーズン終了後に控えているCSや日本シリーズのポストシーズンを勝ち抜くためにもラストスパートは欠かせないのだ。

 

 8・13猛追開始。まさに今季のペナントレースの行方を左右する重大作戦になりそうだ。