大谷KOも日ハム苦しい投手事情

2013年07月31日 16時00分

 日本ハム・大谷翔平投手(19)が6度目の先発登板となった30日のロッテ戦(QVCマリン)で自己ワーストの4回5失点KOを喫した。味方打線の援護で黒星は免れたが、4回二死二塁から3連続四死球などで5失点した内容に、栗山監督は「見ての通り。今の翔平の持つ課題がはっきり出た」とピシャリ。課題とはセットポジション時の修正力のことで、次回登板についても「来週かどうか分からない。投手はいっぱいいるので、この状況では分からない」と明言を避けた。

 

 確かに枚数は足りている。31日には新外国人のトーマス、8月1日には中村が先発予定で「1回平らに投げさせてみて、いける投手だけを勝負の8月に投げさせる。どういう組み合わせの3人がいいのかを見極めている時間もないんだけど、若い投手の中からプラスアルファが生まれてこないといけない」というのが指揮官の考えだ。

 

 しかし、大黒柱となるはずの昨季のMVP左腕・吉川はここまで6勝8敗と精彩を欠き、開幕投手の武田勝と木佐貫も6勝5敗とイマイチ。4勝4敗のウルフに3勝4敗の谷元と先発陣はドングリの背比べで、かつてのダルビッシュのような軸となる投手がいない。質が伴っていれば打率3割1厘の大谷を「野手」に専念させる手もあるだろうが、それでは様々なリスクを負ってキャンプから続けてきた投手調整がムダになってしまう。

 

 当の大谷は「リズムがよくなかった。自分の思ったところに球がいってなかった」と反省しきりだったが、現実問題として大谷以上の球を投げる投手はいない。日本ハムが上位進出を目指すには大谷の大化けに期待するしかなさそうだ。