〝メジャー流〟でダルの疲労ピーク

2012年06月12日 12時00分

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)に異常事態。ア・リーグトップの8勝目を狙って、7日(日本時間8日)のアスレチックス戦に先発したが、5回1/3で6安打7四死球4三振、移籍後ワーストの6失点で4敗目を喫した。

 ダルビッシュの連敗はメジャー初だ。3回まで2失点したとはいえ、無四球だったが、4回に突如制球を乱して4四死球を与えて自滅。決定的な4点を失った。ダルビッシュは「(2失点したが)3回まではすごくいい球が投げられていた。今日はいいなって思ったんですけど、(4回表の)インジのところから狂い始めた」と説明した。

 ここまで3連敗と苦手にしている敵地。デーゲームも3試合で1勝1敗ながら防御率は3・78でナイターの3・02より苦戦している。悪いデータが重なったともいえるが、それでも悪すぎた。ダルビッシュ自身に問題があるのではないか。

 2日のエンゼルス戦からダルビッシュは左足の上げ方を変えて、軸となる右足に体重を乗せる日本ハム時代のフォームに戻した。メジャーの滑るボール、硬いマウンドに対応するための、メジャー流フォームに体が悲鳴を上げたのだろう。

 開幕から12試合ローテーションを守り、5月11日のエンゼルス戦は1回に約2時間中断したにもかかわらず志願の続投。疲労はピークだ。ダルビッシュも「確実に疲れがたまる時期なので、いくらケアしても厳しい。仕方がない」と認める。そのため、試合中に修正することができなかった。

 オールスター戦(日本時間7月11日、カンザスシティー)でア・リーグの指揮を執るレンジャーズのワシントン監督はダルビッシュを選ぶ可能性に言及しているが、このままでは晴れ舞台に立つ前に故障しかねない。大丈夫か。