番長〝150勝よりチームの勝利〟

2012年06月14日 12時00分

 まさに「ハマの番長」の男気だ。DeNAが10日の楽天戦(横浜)で、エースの三浦大輔が見せた〝大人の対応〟で一致団結。8回に一挙5点の猛攻を見せて6―2で逆転勝ちした。

 

 問題のシーンは、1点ビハインドの7回に起きた。先頭打者の投手・釜田に二塁打を許した三浦は、なんとか二死三塁までこぎつけたが、ここで中畑監督と友利投手コーチがベンチを出た。次打者は左の聖沢。リリーフ左腕・篠原へのスイッチも致し方ない場面ながら、主審に投手交代を告げた中畑監督が「何を考えているのだという、大輔の目力を感じた」というほどの迫力で三浦は続投を訴えた。

 

 勝てば自身150勝。エースとして7回を投げ切りたいというプライドもあったのだろう。それでも、三浦はダダをこねることなくマウンドで篠原とバトンタッチ。高木ヘッドは「三浦が篠原をきちんと待って『後を頼む』と言ってくれた。チームによっては、さっさとベンチに帰る投手もいるけど、三浦のおかげで『絶対に勝つんだ』とチームが一つになれた」とエースの態度を称賛した。

 

 この日は所有馬のリーゼントブルースが東京競馬場3Rの3歳未勝利戦で初勝利を挙げた。アベック勝利こそならなかったが「自分の150勝よりチームの勝利が一番」。もちろん次回の登板で150勝を狙う。