ホークス〝禁酒効果〟で連敗ストップ

2012年06月10日 14時00分

 ソフトバンクがついに長いトンネルを抜け出した。9日の広島戦(マツダ)に7―3で快勝し、連敗は8でストップ。この日はカブレラとペーニャがアベックホームランを放つなど、打線が安打7得点と大爆発。投げては先発の摂津が8回2失点の力投で約1ヶ月ぶりとなる6勝目をマークした。

 忘れれかけていた勝利の感触に、ナインの笑顔が弾けた。ソフトバンクが3本の一発攻勢を含む2ケタ安打で、17日ぶりとなる白星。松田が「勝つことの難しさを改めて実感した」と口にしたことに、秋山監督は「ずっと(難しさを)感じてるんだけどね」と思わず苦笑いだ。

 

 待望の勝利をググッと引き寄せたのは、やはり〝救世主〟だった。2回。広島の先発・斉藤から、4番カブレラがバックスクリーン左に突き刺す先制ソロ。右ふくらはぎ痛から前日8日に一軍復帰して、今季5打席目で早くも第1号だ。「ホームランボールは記念にもらいたいね! 冗談だよ」と豪快に笑った。指揮官も「勢いをつけてくれた」とうなずいた。


 悪夢の8連敗中にはチーム本塁打は2本しか出なかったが、この日はカブレラ、松中、ペーニャのトリプル弾。4、5、6番がそれぞれマルチ安打、計5打点を記録して、打線をけん引した。

 

 黒星ロードにあえぎ、重苦しい雰囲気に支配される中、〝酒の勢い〟に頼ろうともした。「仲の良い選手間同士で小さな決起集会をしようという話がいくつかあった。でも、我慢すれば大丈夫と信じることにした」(あるナイン)。耐えて耐えて白星をつかんだ。久しぶりの勝利にチームは意気軒昂。今日日からの阪神戦で上位追撃のきっかけをつかむ。