ソフトバンクに恵みの雨

2012年06月09日 12時00分

 ソフトバンクは8日の広島戦(マツダ)を1—1、8回降雨コールドで引き分けた。試合は雨天のため6度も中断される異例の展開。今季初スタメンとなったカブレラは不発に終わったものの、内川が〝パパ初打点〟。なんとか1996年以来となるドロ沼の9連敗はなんとか免れた。

 先制したのはホークスだった。初回、右腰痛で登録抹消された明石に代わり、トップバッターに戻った本多が二塁への内野安打で出塁。今宮の犠打で一死二塁とし、内川が右前に運んで1点を先制した。「初回からのチャンスだし、積極的に攻める気持ちでいこうと思ってた。何とか仕事ができた」。広島のエース・前田健から貴重な先制打。5日に女児が生まれパパになっての初打点となっただけに、鷹のヒットメーカーも喜び倍増だ。

 この日は開幕から二軍調整していたカブレラが今季初めて一軍に合流。即4番としてスタメン出場したが、4タコで途中交代しただけに、値千金打となった。

 大隣は初回、先頭の梵に浴びたものの、その後は力投した。特に、7回二死一、二塁となったところで雨足が強くなり、この日4度目の中断。異例の展開に集中力を持続するのは困難だが、左腕は気合いを入れ直した。13分後に再開した直後に、石原を平凡な二飛に仕留め、汗をぬぐった。


 試合前も、やきもきさせられた。午前中から降り続いていた雨。選手は「さすがにやらないよね。えっ、やるの!?」と動揺。球団関係者も「もしかしたら、試合開始時間を20分遅らせ試合をやるかも」と情報収集に追われた。グラウンドコンディションは最悪。ナインからは「広島は(試合を強行して)連敗中のウチを叩きたいのか」という声も漏れた。

 すったもんだで行われたゲームで何とかドローで切り抜けたソフトバンク。今日9日はエース・摂津を立て、黒星街道に終止符を打つ。