〝ナゾの逆ギレ〟青木が引退発言を否定

2011年11月25日 14時00分

 ヤクルト・青木宣親外野手(29)が〝ナゾの逆ギレ〟で引退報道を否定した。発端は9月13日付の本紙記事で自ら「『3割打てなかったら引退』って書いていいですよ」と公言したもの。あえてノルマを課した理由はスランプから脱出するため「自分にプレッシャーをかけたい」と口にしていたが、公式戦残り1試合を前に3割到達は事実上不可能になった。ところが当人は、目をひんむいて「言った覚えはない!」。一体どういうことなのか――。

 青木は本紙で「打率3割に到達しなければ引退」と報じられた直後、それまでとは一転して打棒爆発。一時は3割に迫る勢いも見せた。

 しかしシーズン終了目前になって再び失速し、ここ5試合で打率2割1分1厘と再び不振に陥ってしまった。21日現在の通算打率は2割9分3厘。今季の3割到達は10月25日に行われるレギュラーシーズン最後の広島戦で7打数7安打以上をマークしなければならないことから、ノルマ達成は事実上不可能となった。ナインからも「青木は本当に引退するのか?」との声まであがり始めた。

 そこで21日、神宮球場で行われたチーム練習に参加した青木を直撃。「本当に引退するのか?」という問いに青木は、なぜか激高しながらこうまくしたてた。

「何なんですか、あの記事は! あんなことを言った記憶はないですよ! 周りからも〝引退しちゃうの?〟とか言われて、迷惑としか言いようがない。ふざけるのもいい加減にしてください」

 確かに青木は「3割打てなかったら引退」と言い切ったはず。それなのに…。目が点になった本紙記者を前に、青木はこう続けた。
「引退するわけないでしょ! まだまだ野球を続けますよ。シーズンで足りなかった分は、CSで挽回するから!」

 ここまで言われて黙ってはいられない。本紙記者が「言ったはずですよね!」と食い下がると青木は急にトーンダウンして「本当に言ったことを覚えていないんだよ。言ってないはず…」とブツブツとつぶやきながら球場を去っていった。

 リーグ優勝を逃し、3割にも到達できない精神的なショックから、一時的な記憶喪失になってしまったとでも言うのだろうか。確かに大きなショックを受けているのが明らかな今〝公約〟をタテに引退を迫ったのは酷だったのかもしれない。

 せめてCSでは打棒を爆発させて本来の姿に立ち返ってほしいもの。ツバメ党もそれを願っている。本紙も青木の気持ちが落ち着くその時まで、この話題はそっとしておくことにしよう。