〝佑祐対決〟複雑な胸中

2012年06月10日 18時00分

 広島のルーキー・野村祐輔投手(22)が6日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し、東京六大学の先輩である日本ハム・斎藤佑樹投手(24)と投げ合った。

 プロでの〝佑祐対決〟は5月19日(マツダ)に続いて2度目。前回は野村が勝利投手になり「憧れの先輩だったし、勝ててうれしい」と大喜びだったが、この日はマウンドで体に違和感を覚えたため、同点のまま7回1失点で降板。その後、チームは負けてしまい「(交代は)疲れがたまっただけ。次は勝てるように頑張ります」と言葉少なに球場を後にした。

 そんな野村は〝脱・斎藤〟の思いでマウンドに上がった。2人はともに決して体格に恵まれているわけではなく、総合力で勝負する投手。ともに甲子園を沸かせたとあって、大学時代から比較されることが多かったが、野村は斎藤と比べられることに抵抗があったからだ。

 「よくそう言われることがあるが、自分で似ているタイプだと思ったことはない。投球を参考にするということもなかったと思う」と野村には、あくまで自分のスタイルを確立してきたという自負がある。また「速球派や技巧派といった目指すタイプというのはつくらない。どれをとってもトップレベルと言うのが僕の目標」と型にはめられるのが嫌な性格だけに〝佑ちゃんタイプ〟といわれたくなかったようだ。

 プライベートではとても仲が良く、2人で食事に行く機会はあるものの「あまり野球についての話をすることはない」と野村。今後もマウンドでは〝脱・斎藤〟をアピールしていくつもりだ。