大谷が足で大量得点の起点に

2013年06月30日 11時29分

 日本ハム・大谷が“足”で大量得点の起点となり、チームの5連勝と借金完済に貢献した。

 

 29日の西武戦に7番・右翼で先発出場した二刀流ルーキーは6回一死一塁の第3打席で中前に抜けようかという痛烈な当たりを放った。残念ながら打球は二塁・鬼崎に好捕され、二塁走者は封殺、大谷は入れ替わりで一塁に残った。

 

 すると続く鶴岡の打席で西武先発・十亀のモーションを完全に盗みプロ初盗塁となる二盗に成功。この“足攻”で日本ハム戦3連勝中だった十亀がリズムを崩し、怒涛の長短5連打で5点を追加。一気に試合を決めた。

 

 大谷はビッグイニングの“起点”となった自身のプロ初盗塁が「(ベンチからの)サインだった」と明かすと「警戒もされてませんでしたし、二死だったから思い切り行こうと思った。スタートよく走れました」としてやったりの表情を浮かべた。

 

 大塚一塁ベースコーチは「二死一塁で打者が鶴岡。長打はないわけだからそこで走者の翔平が走って投手のリズムが少しでもおかしくなってくれれば、という普通のプレー」と盗塁させた意図を説明。栗山監督は「ああいう一つの形がチームに勢いをもたらす」とうなずいた。

 

 日本ハムはこの勝利で勝率を5割とし、3月31日から約3か月続いた借金生活に終止符を打った。逆に貯金ゼロになった西武と並び4位に浮上。栗山監督は67試合目で待望の5割到達に「もう一回ゼロから勝負させてもらえる。ここで安心するんじゃなく、ここから(勝負)なんで。あと半分でどうなるか、目一杯選手に表現してもらいたい」と気を引き締めた。