原巨人に「百田本」がひそかなブーム

2013年06月30日 16時00分

 巨人・原辰徳監督(54)が百田尚樹氏(57)の著作にハマっている。

 

 ベストセラーとなった「海賊とよばれた男」では本屋大賞を受賞。同作では、過去に起きた日章丸事件をモチーフに、出光興産の創業者の姿を描いている。戦後の混乱の中、いかにして苦境を乗り越え、石油業界で名を残すまでになったか。戦後日本の復興に人生を懸けた男が主人公となった同作に、原監督は「なかなかそう思っても実行に移せないことはある。意志力の大事さを感じた」と話すなど、強く共感を覚えている。

 

 同時に、百田氏の著作に共通するテーマは、どんな困難にあっても戦い抜く主人公の姿が描かれることが多い。

 

 信念を貫くことの大事さは指導者として、しばしば直面するテーマ。最近は1イニングで二度の重盗、無死満塁でのスクイズ敢行(結果は失敗)など思い切った策が目立つ原監督は、同氏の著作に力を得ているようだ。

 

「いい本は他の人にも薦める」というポリシーを持つ原監督。同作はすでに内海、坂本も読破するなど、チーム内ではひそかに“百田ブーム”が起きている。いかに信念を貫くか。今後、激しさを増すペナントの行方においても、百田本が鍵を握ることになりそうだ。