深刻化する西岡の「左足問題」

2013年06月28日 16時00分

 阪神・西岡剛内野手(28)の「左足問題」が深刻化している。不動の切り込み隊長として好調・和田阪神を引っ張っている西岡だが、シーズン序盤から左足に不安を抱えながらのプレーが続いている。フロントでは状態が悪化すれば藤浪とともに将来を嘱望されている、もう1人の“金の卵”の育成計画にも影響を及ぼしかねないと危惧している。

 

 首脳陣やフロント関係者が一抹の不安を抱いているのが西岡の左足だ。首脳陣は「シーズン終盤のことを考えても、今は無理してほしくない」と心配。そして、球団幹部は「今季はもちろん来季に影響が出なければいいんだけど…」と表情を曇らせる。

 

 球団フロントが来季のことまで心配する理由はドラフト2位新人・北條史也内野手(18)の存在がある。走攻守揃った内野手で“ポスト鳥谷”の最有力候補という大きな期待を背負っている。現在は二軍でショート一筋の英才教育を受けており、もし今オフに鳥谷が海外FAを行使して退団した場合にはショートのレギュラー候補となる。ここで西岡が健在かどうかが問題なのだ。

 

 球団関係者は「二遊間というのは誰とコンビを組むかで大きく変わる。特に若い選手は実績のある選手と組むことで一気に成長できる。北條が一軍に上がってきた時に西岡が元気だったらプラスになることはすごく多い」と指摘。西岡が北條成長の鍵を握っていると考えているのだ。

 

 ただ、阪神では2010年にメジャーから復帰した城島健司氏がヒザの故障を抱えながら強行出場。翌11年以降はその後遺症に苦しんだという例がある。それだけにチーム関係者は「城島のこともあるし、西岡には無理してほしくない」と不安を募らせている。

 

 逆転V、ポスト鳥谷育成のためにも西岡が無事にシーズンを乗り切ってくれることを願うばかりだ。

関連タグ: