上原を支えた「日の丸グラブ」

2013年06月28日 11時05分

 2011年3月、当時オリオールズの上原浩治投手は契約するナイキ社に依頼し、「日の丸」の刺しゅうが入った黄色のグラブを発注し、取り寄せた。上原は「きっかけは東日本大震災だったんです」と振り返った。通常、グラブなどには指定外の色や、マークなどのデザインは規制されるが、未曽有の災害に心を痛めた大リーグ機構(MLB)は、上原に使用を許可した。

 グラブの親指部分、Kojiの刺しゅう左側に添えられた「日の丸」は、マウンドに上がる上原にとっては「大きなモチベーション」だった。だが、今年に入ってからは規制が徹底されることに。上原が日の丸グラブで最後にマウンドに上がったのは、6月15日(日本時間16日)のオリオールズ戦。5―2の8回に2番手で登板して1回を投げ、三者連続三振と鮮やかな投球だった。