杉内〝無敵〟の秘密はクセ修正

2012年06月09日 18時00分

 巨人・杉内俊哉(31)が5日のソフトバンク戦(ヤフー)に先発し、7回1安打無失点で両リーグトップとなる8勝目をマークした。前回登板の5月30日楽天戦で達成したノーヒットノーランに続き、この日もまったく危なげない内容。自身4連勝とまさに〝無敵状態〟となった裏には、何があったのか――。

 
 杉内は交流戦に入ってから無傷の4連勝。この日も前回の楽天戦の快挙に続き、2試合で1安打しか許していない。もともといい投手ではあるが、ここまでの快投にはやはり〝裏〟があった。

「実は杉内は最近、フォーム改造に着手しているんです。以前から指摘されていた、あるクセがあったんですが、交流戦を前に直したようです」(チーム関係者)。チェンジアップを投げる際のしぐさを改良したという。

 このクセに関しては、以前からチーム内でもチームメートの村田や首脳陣が指摘。それでも、杉内はすぐに改造に取り組もうとはしなかった。

 だが、交流戦を前に一念発起。昨季は楽天戦に2戦2敗、防御率5・73と打ち込まれ、ソフトバンクにも3月のオープン戦で2本塁打を含む、5回8安打7失点でKOされている。

 結果的に自分の欠点を知るパ・リーグ球団たちの裏をかいて、きっちりリベンジに成功…というわけだ。

 5月は負けなしの4勝で月間MVPも受賞。この試合で防御率は0・96といよいよ0点台に突入した。「とにかく勝ちたい」と勝利に貪欲な無敵左腕の快進撃は、どうにも止まりそうにない。