金本4番継続は両刃の剣

2012年06月09日 18時00分

 阪神・金本知憲外野手(44)は5日の楽天戦(Kスタ宮城)で先制の2号ソロを放ち、勝利に大きく貢献した。4月1日以来となる久々の一撃に金本は「仙台では本当によく打てています」とクールに話した。

 しかし、だからといって喜んでばかりもいられないのが現状だ。5月4日から4番を任せられている金本だが、出場を続けられているのは交流戦のメリットによるところが大きい。期間中は日程に空きが多く、ビジターではDHで出場できるため、体を休めることができるからだ。

 その交流戦は6月17日で終了し、通常のペナントレースに戻ると、再び連戦続きになる。「4番は休みとか、途中で代えることはしたくない」と主軸を固定したいのが和田監督の考え。下位打順なら途中交代もできるが、金本が4番を打ち続ける限り、休みを取ることができなくなる。となれば、疲労からケガの再発という最悪のシナリオすら見えてくるのだ。

 とはいえ、他に適任者が見当たらず、チーム内からは、マートンやブラゼルとともに「本当はやっぱり新井(貴)とかが4番にしっかり入ってくれないと…。そうしないと(金本が)休めない。交流戦が終わるまでにいい状態に戻らないとまずい」(球団関係者)と先行きを不安視する声も出ている。