高木監督〝クビ切りモード〟突入か

2012年06月09日 12時00分

 セ・リーグ首位の中日が5日の西武戦(西武ドーム)でオーダーを大きく変更した。高木守道監督(70)は3日のロッテ戦まで3番だった森野を7番に降格。さらに、ここまでビジターの交流戦全6試合でDHに起用してきた山崎をスタメンから外した。山崎は西武・先発の岸を通算37打数14安打、3割7分8厘とカモにしていたが、そんな好相性データすらなげうって「3番DH」に堂上剛を起用した。

 そんな打線のてこ入れも実らずの敗戦となったが、高木監督は「ピッチャーが右(岸)だから、左ならあれ(堂上剛)しかおらんやろ。2人(森野、山崎)ともらしさがない」とピシャリ。さらには「ベテランでも良くなかったら若いのにチャンスを与えたい。ウチも考えていかんといかん。森野だって、いつまでも悪かったら若いヤツを使うかもしれん」と若手への切り替えを予告した。

 そこで浮上するのが老将の〝裏任務〟だ。それはクビ切り——。球団が昨オフに高木監督に就任をお願いしたのは「落合前監督時代に距離のあった球団、本社との間を密接にしたい」「将来の指導者を育ててほしい」など様々な理由があったが「若手への切り替え」も期待のひとつ。

「ウチはスタメンに、アラフォーがゴロゴロしているだろ。いつかは誰かが首に鈴をつけなきゃいけないし、そんなに遠い未来でもない。ただ、これはシコリが残る。選手はいつまでも『あいつに切られた』と恨みに思うからね。でも高木監督ならば、もう次にユニホームを着ることもない。そうした面倒な仕事をやってもらってすっきりした形で次にバトンタッチしたい狙いもある」(チーム関係者)というのだ。

 いよいよ高木監督に課せられたもう1つの仕事が始動、クビ切りモードに突入か。竜のベテラン陣はうかうかしていられない状況になってきた。