“二刀流”嶋選手会長に不安の声

2013年06月24日 11時00分

 プロ野球界を大きく揺るがし、社会問題にもなっている「統一球隠ぺい問題」で、労組プロ野球選手会会長の楽天・嶋基宏捕手(28)の“二刀流”を不安視する声が上がっている。

 一連の問題で「私は知りませんでした」と話した日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナー(72)について、嶋は「知らなかったとしても、自分の部下がやっていることに組織のトップとして責任を持ってほしいです」と不快感をあらわにした。

 その上で「各球団にコミッショナーが来るなり、代表の選手を集めるなりして経緯の報告などをしてほしい。あとファンにも説明が必要だと思う」と話しているが、NPBからのモーションは特にない。表向きは「早く選手もファンも、気持ちよく野球に集中できるようになればいいと思います」と話すにとどめているものの、関係者によれば、最近は他の選手などにグチをこぼすことも多いという。

 嶋は選手会会長であり、チームの攻守の要。リーグ優勝という大目標があるだけに周囲の心配は尽きない。

「野球以外のことでストレスをためるのだけは避けたい。周りの選手が話を聞いてあげてカバーしていくけど、嶋の離脱だけは避けたい」(楽天関係者)

 過去には古田敦也氏、阪神・新井貴らも苦しんだ、選手会会長とチームの要という“二刀流”の立場。統一球隠ぺい問題の影響をもろに受けているのは楽天かもしれない。