広島投打で大谷に“洗礼”

2013年06月19日 10時59分

2回、大谷から先制5号本塁打を放つ松山

<日本ハム7-4広島(18日)>広島は18日、日本ハム戦(マツダ)で注目の“二刀流ルーキー”大谷と対戦。2回には松山が142キロのカットボールを右翼スタンドに叩き込む先制の5号アーチ。「打った瞬間、いい手応えだった。ルーキー相手に負けられない」という意地の一発でプロ初本塁打を浴びせることに成功。

 3回には先頭の安部が四球を選ぶと、野村監督が「ランナーが出てからが勝負」と話していた通り、リードを大きく取って走るそぶりを見せ、大谷に揺さぶりをかけた。

 大谷はこれで明らかに制球を乱し、菊池も四球で出塁。丸の二ゴロで二、三塁となり、続くエルドレッドは死球で満塁。骨折していた左手首に当てられ、助っ人は激怒。これには大谷も震え上がったに違いない。松山は遊ゴロだったが野選も絡み、一気に2点を追加した。

 ここまでは思い描いていた通りの展開だった。しかしその後が続かなかった。4回無死一、二塁では代打・上本が犠打に失敗すると安部、菊池も倒れて無得点。この場面で1点でも取っていれば、ルーキーをKOできていたかもしれない。そうできないのが今の赤ヘル打線の物足りないところだ。

 投手陣もピリッとしなかった。先発・野村は3点のリードの4回に一死一、二塁から小谷野に適時打されると、なおも満塁のピンチに押し出し四球と犠飛であっという間に同点とされた。5回には2番手・小野が連続四球と中田への死球で満塁とし、大谷の遊ゴロの間に勝ち越しの1点を許す。さらに小谷野にも犠飛を打たれた。

 8回には陽の適時打、9回は中田の本塁打で1点ずつを奪われ、4ー7で敗れ、今年の交流戦を11勝13敗で終えたカープ。“大谷ショック”を引きずらずに、リーグ戦再開を迎えたい。