巨人ナインを引き締めた中井見せしめ降格

2013年06月19日 16時00分

原監督が下した中井(顔写真)への鬼のムチがナインの気持ちを引き締めた

 巨人が21日から再開するリーグ戦での“スタートダッシュ”に、自信満々だ。交流戦最後の2カードを4連勝で終了。勢いに乗った状態で迎えられるが、実はそれだけではない。原監督ら首脳陣の“ムチ入れ”が、ナインを震え上がらせ、いい引き締めになったからだという。

 

 交流戦13勝10敗1分けの成績に、原監督は「最初は投打のバランスを崩しケガ人も出たが、ここにきて先発も中継ぎも、スタメンの面々もいい状態になってきた」。再びスタートするリーグ戦に自信を見せた。

 

 勢いを取り戻した要因はなんだったのか。チーム関係者は「選手の頑張りはもちろんだけど、首脳陣の『ムチ入れ』が効いたのでしょう」と指摘した。

 

 5月26日のオリックス戦での村田に対する“懲罰交代”もあったが、それ以上にナインを震え上がらせたのは6月11日の全体練習に遅刻した中井に対しての二軍降格だったという。断を下したのは川相ヘッドの格好だが、チーム内では原監督の決断と見られており、しかも「単なる二軍降格じゃなかった。中井はその後、フューチャーズの一員として14日の西武戦に出場させられる予定だったんです」(別の関係者)。

 

 フューチャーズの選手は複数球団の育成選手やファームでも出場機会の少ない選手などが中心になって編成される。中井クラスの選手が参加することはほとんどない。14日の試合は降雨中止となったが、まさに“一からやり直せ”と言わんばかりの処分だったのだ。

 

 これにナインの間では「明日はわが身」と今までにないほど緊張感が高まった。「村田の交代もピリッとさせたが、中井に対する処分で、さらに引き締まった」(関係者)という。

 

 ベテラン高橋由も一軍に復帰し、リーグ戦再開に明るい材料が揃った。村田、中井は気の毒ではあるが、雨降って地固まった原巨人だ。