マエケン復活登板 三軍でニューボディーに変身

2013年06月16日 11時33分

 右脇腹痛で戦線離脱していた広島・前田健が15日、日本ハム戦(札幌ドーム)に復活登板。最速151キロをマークするなど完全復活をアピールしたものの、疲れが見え始めた8回に連打を浴びて降板。結局、後続のリリーフ陣も打たれ、復活投を白星で飾ることはできなかった。

 

  前田健は初回、先頭こそ四球を出したものの、そこからエンジン全開だ。2回には三者連続三振に切って取り、史上334人目の1000投球回を達成。4回に中田にソロアーチを浴びて先制を許したが、直球の最速は151キロをマークするなど、右脇腹通の影響を感じさせない投球を披露した。

 

 1日のソフトバンク戦後に今季2度目の登録抹消となったが、ただで転ばないのがマエケンだ。「これまで登板毎に何かしら気になるところがあったが、それに慣れてしまっていた。でも、意識して先のことも見据えてやっていかないといけない」と三軍でのリハビリ生活では自分の身体を見つめ直した。

 

 松原トレーナーから左太ももの筋肉が固くなっていることを指摘され、マッサージに加えてチューブトレーニングなど運動療法を取り入れた。その結果「すごくいい機会になったし、もう(痛みは)出ないと思う。以前よりも全然いい」。リフレッシュした体に手応えを感じていた。

 

 ところが終盤の8回に落とし穴が待っていた。一死から四球で走者を出すと前の3打席で完璧に抑えていた“二刀流ルーキー”の大谷に二塁打を浴びてピンチ拡大。中田を敬遠し満塁で迎えた稲葉に勝ち越しの2点適時二塁打を浴びてしまった。中14日での登板だったが、100球を越えた当たりから抜け球が多くなっていた。離脱の影響がスタミナ不足という形で出たのかもしれない。

 

 打線は1点を追う6回一死二塁のチャンスで松山が適時打を放って同点としたが、その後は日本ハムの継投策の前にチャンスらしいチャンスすら作れず、エースを援護することができなかった。 チームは敗れて連勝は5でストップ。エースで痛い星を落としたが、前田健にめどが立ったのはなにより明るい材料だ。再び連勝モードといきたい。