中日新助っ投マドリガルは「吉見のお手本」だ

2013年06月16日 16時00分

 中日はドミニカ共和国出身のワーナー・マドリガル投手(29=ダイヤモンドバックス3A)の獲得を発表した。単年契約で推定契約金5万ドル(約475万円)、年俸30万ドル(約2850万円)プラス出来高払い。背番号は65。メジャー通算44試合で0勝2敗1セーブだが、150キロ前後の速球と鋭く落ちるスプリットが武器の右腕だ。高木監督は「(守護神の)岩瀬の前。(今季途中から中継ぎに転向させた)中田(賢)を先発に回せるようにね」と期待しており、18日に来日予定だ。

 

 そんなマドリガルに、チームはセットアッパーとしてだけでなく、吉見の“アドバイザー役”としても期待を寄せている。吉見は4日に右肘内側側副靱帯の再建手術を行ったが、これはトミー・ジョン手術と呼ばれ、全治までに通常1年以上かかる。

 

 しかし、マドリガルは2011年12月に同じ手術を受けながらも驚異的な回復力を見せ、わずか10か月で実戦復帰。12年10月にはドミニカウインターリーグで6試合を投げ、今季もダイヤモンドバックス3Aで22試合に登板、防御率2・75の数字を残している。

 

 そこでチーム内からは「吉見は通常なら来季の開幕に間に合わないけど、開幕からエースがいないのは痛すぎる。超人的なマドリガルからどういうリハビリを送ったのかなど、いろいろアドバイスをもらって参考にすれば奇跡が起きるかもしれない」との声が上がっている。

 

 吉見は「1年は長いですけど(手術に踏み切ったのは)中途半端になると思ったんで…」と話したが、スピード復帰を果たした“お手本”の合流は心強い限り。新助っ人が来季のエースの開幕復活の救世主になるかもしれない。