当時のオ軍監督が明かす上原中継ぎ転向5つの理由

2013年06月13日 16時00分

 上原が中継ぎへの転向を言い渡されたのは2010年2月、オリオールズ2年目のキャンプ中だった。当時の監督デイブ・トレンブリー氏(現アストロズ・三塁ベースコーチ)は、こう振り返る。


「どこがコウジにとってのベストポジションで、かつチームの勝利に貢献してもらえるかって考えた時に、ブルペンじゃないかって感じたんだ。だから監督室に来てもらって、こう言ったんだ。『今年は先発ではなく、ブルペンで頑張ってもらいたい』って」


 メジャー1年目の上原は12試合に先発して2勝4敗、防御率4・05。5月に左太もも裏側痛、6月は右肩痛と2度の故障者リスト入り。6月23日以降、マウンドに立つことはなかった。決め手はなんだったのか。5つの理由があった。

 

「①長いイニングでなければ、彼が故障をするリスクは少なくなるだろうということ。②彼が日本でリリーバーとして素晴らしい成績を残していたことも決断を後押しした。③常にカウントを有利にするストライク率の高さ。④1イニング当たりの球数の少なさ。こういう投手はセットアッパー、クローザーとして適任だ。⑤チームや試合をリスペクトするという彼の人間性」


 トレンブリー氏の決断は正しかった。「彼が今も中継ぎ投手として活躍していることをうれしく思う。彼がブルペンで待機しているということはチームにとって大きなこと。そのことはメジャーでは証明されている」


 上原の活躍を喜んでいるのはレッドソックス関係者だけではない。