「オレ流打線」逆戻りの波紋

2012年06月05日 12時00分

 中日が3日、ロッテとのセ・パ首位対決(QVC)に2―5と完敗し、交流戦での同カードを0勝3敗1分けと屈辱の白星なしで終えた。

 何とかロッテに一矢を報いたかった高木守道監督(70)は、こだわってきた〝禁〟を破った。開幕から快速コンビの荒木と大島のどちらかを1、2番に据えてきたが、52試合目にして初めてコンビを解消。打撃不振の大島を9番に降格させた上で、昨季まで8年間指揮を執った落合前監督の代名詞である1番・荒木、2番・井端のアライバコンビを復活させた。

 まさかのオレ流打線への逆戻り。3選手にそれぞれ安打こそ出たが、結局、打線はつながらず、得点できたのは2回のブランコの12号2ランだけとあって、チーム関係者は「9盗塁を誇る大島が9番ではその足が生きないよ。それにアライバの1、2番では高木監督の色がなくなってしまう」と指摘する。

 さらにこの日の練習前まで打順変更を井端が知らされておらず「今季はすっかり6番に慣れきっていた。前日とかでもなく、いきなり2番にされて、だいぶ戸惑っていたみたい。思いつきでころころ代えられると選手たちは振り回されてしまうよ」(チーム関係者)。得意の〝ひらめき采配〟かもしれないが、これでは井端もたまらないだろう。

 うまく機能しない打順に指揮官は「(今後は)どんな打線がいいのかコンピューターで出してみるわ」。ひらめきだけでなく〝自虐ネタ〟も不発に終わった。