鉄人金本に肉体系業界ラブコール

2012年06月07日 18時00分

 3日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、プロ野球史上9人目の通算1500打点を達成した阪神の金本知憲外野手(44)。またも大記録を樹立した虎の鉄人には、意外な業界も注目。肉体系のスポーツ組織が何と「メダルを取れる。世界一も狙える」とラブコールを送っている。

 鉄人がまた一つ、大きな金字塔を打ち立てた。最年長となる44歳2か月での到達だった。

 そんな鉄人に熱烈ラブコールを送るのが〝肉体系スポーツ〟の組織だ。金本は1月に自主トレ先の広島市内のジム「アスリート」で170キロの負荷を8回連続のスクワットで上げるなど桁外れのパワーを誇るが、これに目を付けたのが日本パワーリフティング協会だ。同協会の飯島忠二幹事(70)は「年齢を考えても、かなり強い筋力を持っている。ちょっとやれば(大会に)出られると思います」と引退後の転向を奨励する。

 パワーリフティングとはスクワット、ベンチプレス、デッドリフト(下半身を鍛えるウエートトレーニングの一種)の3種目の最大挙上重量の合計を争う競技のこと。40~60代、70歳以上の年齢別にマスターズ大会があり、国内の成績上位者は世界大会に出場できる。

 飯島氏は金本の肉体をもってすれば、日本代表に選ばれる可能性も十分にあると言い、世界大会でのメダル取りについても「狙えます。野球でトップの選手だから、筋肉もいい筋肉のはず。我々から見たら逸材ですね。1年あればいけるでしょう」とまで言い切った。

 さらに腕相撲を競技化したアームレスリング業界も「メダルを取れる逸材」と熱視線だ。日本アームレスリング連盟の遠藤光男会長(69)は「アームレスリングは一日1時間程度の練習から始められる競技です。必要なのはリストの強さと背筋力ですが、金本選手であればマスターズでも十分に世界を狙えるでしょう」とこちらも転向を期待。

 毎年5月には、アームレスリングのマスターズ全日本選手権が開かれている。「今年は(ドラマ『水戸黄門』の飛猿役で知られる)俳優の野村将希さんも、マスターズ大会に出場しました。やはり有名な方が出られると話題にもなりますからね。アームレスリングの普及のためにも、将来はぜひとも金本選手に挑戦していただければ…」(遠藤氏)

 最近では年齢からくる衰えを指摘されることもある金本だが、その肉体に秘められたポテンシャルの高さは他種目の関係者も認めるところ。夢はまだまだ膨らむ!?