球宴で「藤浪ももひき」実現?

2013年06月05日 11時00分

 日本野球機構(NPB)は3日、「マツダオールスターゲーム2013」(第1戦=7月19日・札幌ドーム、第2戦=同20日・神宮、第3戦=同22日・いわきグリーンスタジアム)のファン投票第1回中間発表を行った。セ・リーグでは先発投手部門で阪神の注目ルーキー・藤浪晋太郎(19)がトップ。パ・リーグでは二刀流に挑戦している日本ハム・大谷翔平投手(18)が外野手で4位、先発投手で8位につけた。今季のプロ野球を大いに盛り上げている大物新人コンビ。ファン投票でも各方面から2人に熱視線が注がれている。

 両リーグ最多得票はセの二塁手の西岡(阪神)で2万6086票を集めた。好調の阪神は遊撃手の鳥谷を含め3部門で1位となった。パは外野手の糸井(オリックス)が最多の2万5006票を獲得。交流戦で好調な楽天勢が投手の田中ら4部門でトップを占めた。

 注目はやはり1万2325票を獲得してセの先発投手部門トップに立った藤浪だ。「実力に比例していない結果だと思う」と戸惑いながらも「真剣勝負でもあり、お祭り的な要素もあると思う。すごく勉強になると思うし、いろんな方にお話を聞けたら」と夢舞台出場へ意欲を見せた。

 そんな中、阪神営業部では「必死のパッチ」の普及を計画している。関西弁で「一生懸命」をさらに強調する時に使われる言葉で今季は関西出身の藤浪や西岡が「必死のパッチで頑張ります」と、お立ち台の決めゼリフにしている。営業担当者は「このまま浸透してくれればグッズ化したい」と画策。中でも大きな興味を持っているのが球団オリジナル・パッチ(ももひき)の製作だ。「これは球団で作るのは難しい。メーカーさんから作りたいという話があれば、すぐにOKすることになると思う」(球団関係者)と肌着メーカーなどからのオファーを待っている状況だ。藤浪が球宴で活躍すれば全国的な注目度もアップする。そこで「必死のパッチ」という言葉を広めることができれば「藤浪パッチ」「西岡パッチ」の製作も具体化すると期待を膨らませているのだ。

 もう1人のゴールデンルーキー・大谷は外野手部門で1万6826票を集めて3位の陽岱鋼(日本ハム)に409票差の4位。あと一歩で出場圏内に食い込むとあってテレビ局関係者は「大谷君が出場するかしないかで相当、視聴率も変わってくる。大谷君個人もそうだけど、先日の藤浪君との対決はかなり注目された。球宴で再現されるとなれば、この2人を目玉にして盛り上げていくことができる」と指摘する。

 ファン投票締め切りは16日。中間発表は17日まで土、日曜日を除いて行われ、最終結果は24日に発表される。2人の大物ルーキーのおかげで今年は例年以上にファン投票にも注目が集まっている。