乱調澤村に「1回ローテ外せ」の声

2012年06月03日 12時38分

 交流戦好調の巨人は2日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に2―7で完敗した。先発した澤村は7回途中7安打5失点の乱調。今季5敗目を喫した。ここ最近は体調不良のため、これで2試合連続KOと状態が心配される澤村。〝2年目のジンクス〟とも戦う右腕には、周囲からリフレッシュを薦める声も出始めている。

 立ち上がりから調子の悪さは明らかだった。澤村は先頭打者の後藤を三振としたものの、続く野中に右前打、その後のスケールズに四球を出すなど制球を乱し、一死一、三塁とし、迎える打者は李大浩。パ・リーグの本塁打キングの李について「先制点を与えないように。いいリズムで投げたい」と話していたが、高く浮いた直球を右前に運ばれた。その後も日高に2点適時三塁打を浴び、初回から3点を失った。


 その後は4回にも1点を献上。何とか7回途中まで投げたが、チームに勝ちをつけることはできなかった。澤村は「初回がすべてでした。慎重にいきすぎて自分の投球ができませんでした」。2試合連続KOに肩を落とすしかなかった。


 この投球見守った他球団007は「いつもの澤村に比べ、変化球が抜け、直球が走ってない。表示のスピードガンより全然スピードが出ている感じがしなかった」。好調時の澤村とは明らかに違った。


 不調の原因には、体調面が挙げられる。先月日のロッテ戦前にひいた風邪の影響について、川口投手総合コーチは「まだリリースに力強さがない」と事前に心配していたが、その不安が的中してしまった。


 昨年は新人ながら唯一ローテを守り抜いたこともあり、自身も1年間ローテから外れないことを目標に掲げていた。たが、チーム内からは「(澤村が)目標にこだわるあまり、調子を悪くしたらどうしようもない。1回ローテーションを外すぐらいでもいいかもしれない」とリフレッシュを薦める提言も出てきている。この日の敗戦でその声はさらに高まりそうだ。


 今回の登板前も、体調不良の件で川口コーチから「1回ローテーションを飛ばすぞ!」と、自己管理の甘さを指摘されてもいた。勝てない状態で投げるのであれば、ローテを守り続けても意味がない。


 5月は「8」の貯金を作り絶好調だったチームも、6月は黒星発進となった。目指す交流戦Vに澤村の不振が重くのしかかってきそうだ。