また救援失敗の久保に“ロッテの呪い”説

2013年05月29日 18時00分

9回、逆転されて降板を命じられる久保

 阪神は28日の楽天戦(甲子園)で新守護神・久保康友(32)が救援に失敗し、4―7と逆転負け。これで2試合連続6度目のリリーフ失敗。和田監督ら首脳陣は配置転換を否定したものの、久保の古巣からは「ロッテの呪縛」という何とも不気味な説も流れてきた。果たして、この試練を乗り越えることができるのか。

 

 8回裏に勝ち越しに成功すると和田監督は満を持して久保を最終回のマウンドに送り出した。しかし、一死一塁から松井の適時二塁打で同点。さらに、代打・島内にも左中間三塁打で勝ち越しを許して降板した。久保は「ダメですね。何度もやられて申し訳ない。(直球を)狙われていてもそれ以上のボールを投げないといけないポジションにいるので」とうなだれた。

 

 そんな久保について古巣・ロッテでは不吉な話がささやかれていた。「ウチの抑えは必ずヒヤヒヤさせる。ピンチを毎回のように作ってすんなり終わらない。ここ10年以上、誰がやってもそう。久保にもしっかり、その遺伝子は流れているからね…。ウチの呪縛から阪神さんが逃れられるかな。フフフ…」(あるロッテのコーチ)。

 

 ロッテ関係者も「小林雅、小林宏、薮田、荻野…。これ以外にもみんな抑えを任されるとなぜかピンチを作ってしまうんだよ」と説明。必ず最後に見せ場を作ってしまうためファンや関係者の間ではストッパーの名前をつけた“○○劇場”というありがたくない言葉も存在した、という。この伝統を継承して「久保劇場」が開演してしまうのではないか、と予想されていたのだ。現状ではその通りになってしまっているが、この話はこれで終わりではない。

 

 前出の関係者は「最初のころは失点につながるケースも多いが、だんだん“走者は出すけどホームだけは踏ませない”というコツをつかんでいく」と指摘。失敗しながら進化していくのもロッテ守護神の特徴だというのだ。

 

 29日にリフレッシュのため出場選手登録を抹消されてしまったが、この辛い経験を糧にできるか。久保にとっても和田阪神にとっても正念場だ。